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業績詳細

業績項目 学術雑誌論文(学内)
タイトル・書名 小児における術前経口補水液と炭水化物含有飲料の比較 無作為化比較試験
著者
学部・講座・部門
施設
岩本 泰斗
2013  年度
医学部 麻酔科学 部門なし
2013  年度
横浜市北部病院
著者
学部・講座・部門
施設
岩本 梢
2013  年度
医学部 麻酔科学 部門なし
2013  年度
横浜市北部病院
著者
学部・講座・部門
施設
釋尾 知春
2013  年度
医学部 麻酔科学 部門なし
2013  年度
横浜市北部病院
著者
学部・講座・部門
施設
鈴木 尚志
2013  年度
医学部 麻酔科学 部門なし
2013  年度
横浜市北部病院
著者
学部・講座・部門
施設
世良田 和幸
2013  年度
医学部 麻酔科学 部門なし
2013  年度
横浜市北部病院
著者
学部・講座・部門
施設
田山 愛
2013  年度
医学部 外科学 小児外科学
2013  年度
横浜市北部病院
著者
学部・講座・部門
施設
大橋 祐介
2013  年度
医学部 外科学 小児外科学
2013  年度
横浜市北部病院
著者
学部・講座・部門
施設
鈴木 孝明
2013  年度
医学部 外科学 小児外科学
2013  年度
横浜市北部病院
著者
学部・講座・部門
施設
渡井 有
2013  年度
医学部 外科学 小児外科学
2013  年度
横浜市北部病院
雑誌名 昭和学士会雑誌
巻・号 73 巻      6 号
開始・終了ページ 開始 518  ページ /  終了  525  ページ
刊行年月 2013 年 12 月
言語 日本語
内容記述 定期手術をうける患者は、術当日を絶飲食とする術前管理が従来一般的であった。これに対し、炭水化物含有飲料を術前に摂取させると、術後の回復が促進されることが、欧州を中心とした近年の研究で明らかになった。本邦でも術前に飲料を摂取させる施設が増えつつあるが、この管理方法に関する小児での検討は少なく、本邦で入手可能な飲料も欧州と異なる。今回、小児の定期手術を対象とし、飲料の術前摂取を許可した際の、摂取状況、麻酔導入時における脱水および飢餓の発生状況と誤嚥の危険性などの検討を目的に、以下の要領で無作為化比較試験を行った。腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術が予定された1歳から10歳までの患児120名を無作為に5群に割り付け、各群24例とした。炭水化物を2.5%含有する経口補水液であるオーエスワン(OSB)、OSBと同一の熱量と電解質組成を保ちながらゼリー状であるオーエスワンゼリー(OSJ)、アルギニンを含有し、炭水化物も18%含有する滋養飲料であるアルジネードウォーター(ArgW)、水道水(TW)のみのいずれかの飲用を許可した4群に加え、絶飲食(NPO)を継続させた患者群の計5群を設定した。いずれの患者群も、術当日0時からNPOとしたが、飲料を許可した4群では手術室入室予定時刻の2~3時間前に、体重が15kg未満の場合は最大100ml、体重が15kg以上の場合は最大200mlを患児の要求に応じて飲用させた。麻酔の導入、維持はセボフルランで行い適宜フェンタニルも併用した。静脈路確保時に採血し、気管挿管後に腹部超音波検査によって胃幽門部断面積(CSA)を計測し、胃管の挿入により胃内容を吸引・計量した。血液および尿の試料は、遊離脂肪酸(FFA)、血清総タンパク、血清アルブミン、血糖および尿比重の測定に供した。統計学的検討は一元配置分散分析法およびScheffeの方法による多重比較検定と、Spearmanの順位相関係数を用いた。有意水準はp<0.05とした。飲料摂取を許可した4群の実際の摂取量に差はなかった。一方、胃内容量は患児による偏差が多く、その平均値はArgW群が他群に比べ、約3倍と突出していた。CSAは群間に差がなく胃内容量とも相関しなかった。FFAはArgW群が有意に低く、尿比重はNPO群がOSJ群に対してのみ有意に高かった。使用した3種の飲料に対する患児の受容と脱水の予防効果は水道水と同様と考えられたが、FFAから評価した飢餓の予防効果はArgWのみに認めた。浸透圧や熱量が高い飲料は胃内停滞時間の延長傾向が指摘されているが、小児を対象とした本研究の結果も、これに追随した。したがって、本邦でも浸透圧や熱量がArgWより低く、OSBあるいはOSJよりも高い製品の発売が望まれる。現時点で対応可能な方策としてArgWの希釈が考えられるが、至適希釈濃度は今後の検討課題となろう。(著者抄録)
出版者 昭和大学学士会
ISSN 2187-719X
医中誌ID 2014257370
資源識別子URI http://researchers-achievements.showa-u.ac.jp/dispGyoseki/?item_id=3220&item_no=1
査読 あり
論文種別 原著